2017年07月29日

深刻な精子減少

精子減少の記事を三つ紹介します。

原因をF1の作物にあるとはどの記事にもありませんが、原因はともかくとして、食・水・空気にあることは間違いないでしょうし、とにかく我々の生活が根底から変わらない限り、この現象を止めることは不可能です。

転載記事1、欧米男性の精子数、40年で半減か 研究

 北米、欧州、オーストラリア、ニュージーランドなどの男性の精子数が40年で半減したとの研究結果が25日、発表された。研究は少子化の危機を警告しているが、外部の専門家らは結果については慎重な判断が必要と注意を促している。

 欧州ヒト生殖医学会(ESHRE)の学術誌「Human Reproduction Update」に掲載された論文によると、1973年〜2011年に実施された過去の研究185件で収集された男性4万3000人近くのデータを再調査した結果、精子濃度の「著しい低下」が明らかになったという。

 論文の執筆者らは、精液1ミリリットル当たりの精子数が同期間に9900万個から4700万個へと52.4%減少したと説明している。なお、この減少後の数字は、世界保健機関(WHO)が最低基準限度値とみなす1ミリリットル当たり1500万個を上回っている。また精子濃度が1500万個未満でも、必ずしも不妊症になるとは限らない。

 また、過去に行われた研究件数こそ少ないが、南米、アジア、アフリカなどでは、精子数の有意な減少はみられなかったという。

 少子化の危機とは別に、精子数の減少は、農薬中毒などの環境要因や、ストレス、喫煙、貧しい食生活などの生活要因に起因する潜在的な健康問題を反映していることも考えられる。精子数の研究をめぐっては論争が続いており、これまでに行われた多くの研究でも「減少している」と主張するものと「していない」とするものとで結果が分かれていた。

 そのため今回の最新研究では、潜在的な外的影響(交絡)因子の排除を目指した。不妊問題のための研究で採用された男性らのデータは除外し、精子濃度を「血球計算盤」と呼ばれるハイテク機器で測定した研究だけを使用した。これにより、比べることのできない異なる技術を用いて測定されたサンプル同士を比較するという問題は回避された。古い検査結果ほど、精子数が過大に見積もられる傾向があった。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170727-00000010-jij_afp-int&p=1

転載記事2、若者の精子減少が深刻化、親世代の半分か…原因はサラダ油などの植物油、生殖機能低下

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不妊症は世界的に増加傾向にあり、その大きな原因のひとつに男性の精子減少が挙げられています。過去50年の間に精子が半減したとイギリスでショッキングな報告があった1990年代後半から各国で問題視され、精子濃度、精液量ともに著しく減少しているとの調査結果も世界共通です。日本でも精子減少は著しく、2006年5月には読売新聞が「精子の数、日本最下位『日欧共同研究 フィンランドの6割』」と題して我が国の状況を報じています。仮に子育て支援のための社会制度や施設の充実がなされたとしても、子どもが生まれないのでは意味がありません。精子減少の原因を突き止め、その対策も同時に進めるべきです。

植物油が精子減少の大きな原因

 精子減少の原因はいくつか指摘されていますが、環境ホルモンが生物の性ホルモンを撹乱し、生殖機能を損なうとされています。環境ホルモンは、正確には「外因性内分泌かく乱物質」といい、内分泌(ホルモン)系に悪影響をおよぼす化学物質のことで、ダイオキシンやPCB(ポリ塩化ビフェニル)が代表的です。地球の生態系を狂わす恐るべき物質として一時は大変な注目を集めました。1998年には流行語大賞にノミネートされるなどメディアでも盛んに取り上げられましたが、ダイオキシンやPCBへの対策が進んだこともあってか、最近では話題に上ることが減りました。

 しかし、精子減少に歯止めがかかったわけではありません。新たな原因としてカノーラ菜種油や水素添加植物油に環境ホルモンと同じような性撹乱作用があることが突き止められました。カノーラ菜種油は、サラダ油やキャノーラ油などの調合油の主成分です。精子減少が始まった50年前からもっとも大きく変わったのは食生活で、なかでも植物油の摂取量の増大は突出しています。今の20代男性の精子量は、親世代の40代の半分という報告もあり、植物油過剰摂取の2世代目はさらに精子減少が進んでいるとの解釈も成り立ちます。我が国では1988年に、菜種油生産量が大豆油を上回っています。

菜種油の影響で性ホルモンが正常に働かないことは、生殖機能を低下させるだけでなく、セクシュアリティの多様さや異性そのものへの関心のなさなど、子育て以前に種としての存続問題を生み出します。恋愛に淡白な草食系から、最近では恋愛そのものに興味を持たない絶食系が増えているといわれますが、こうした現象も精子減少とは別の植物油の過剰摂取がもたらす性ホルモン撹乱作用の結果とも解釈できます。
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 国は野放しにされ続けている植物油対策に本腰を入れるべきです。

http://biz-journal.jp/2016/08/post_16369.html


転載記事3、研究でわかった 精子の数、日本最下位…

精子の数、日本最下位「日欧共同研究 フィンランドの6割」

日本人男性の精子数は、フィンランドの男性の精子数の約3分の2しかないなど、調査した欧州4か国・地域よりも少ないことが、日欧の国際共同研究でわかり、英専門誌と日本医師会誌5月号に発表した。

環境ホルモンが生殖能力にどう影響するか調べるのが目的。精巣がんが増えているデンマークの研究者が提唱し、日本から聖マリアンナ医大の岩本晃明教授(泌尿器科)らが参加した。神奈川県内の病院を訪れた、20〜44歳の日本人男性324人(平均年齢32.5歳)の精液を採取した。

年齢などの条件は各国でそろえ、禁欲期間の長さの違いによる影響が出ないよう補正して、各国男性の精子数を統計的に比較した。日本人男性は他国の男性よりも禁欲期間が長く、日本人の精子数を100とすると、フィンランドが147、スコットランド128、フランス110、デンマーク104で、日本が最低だった。

ただ、環境ホルモンの関与が疑われる精巣がんや生殖器の異常の発生率は、日本人男性では非常に低く、研究チームは「精子数の違いは栄養や生活習慣、人種差などが関係しているのではないか」としている。(読売新聞)

最近、取材をしていても不妊専門クリニックにおいても精子量と精子数の低下、奇形精子の増加についてよく話題に上ります。日本の男性のストレス増大と食生活についての影響を言われるドクターが多いですね。ファーストフードやコンビニ食の増加との影響も懸念されるところです。精子の少ない人の生活習慣やストレス状況を追跡するような調査も見てみたいですね。

上記の聖マリアンナ大学の岩本教授は以前、面白い調査をされています。それが下記の記事です。

日本人男性の精子濃度に2つの精子タイプ別季節変動

日本人の男性の精子濃度には季節変動があって、2月から7月に濃くなるタイプと7月から12月に濃くなる2つのタイプに分けられることが、徳島大学大学院の中堀教授と聖マリアンナ医科大学の岩本教授らの研究によリ判明しました。さらに研究が進めば、この精子濃度の季節変動を不妊治療に利用できる可能性もあるようです。

研究は、1999年から2002年にかけて、札幌、金沢、大阪、福岡で、妻が妊娠している男性に協力してもらい、月ごとに764人の異なる人から精液を採取し、X、Yという性染色体のうち、精子や睾丸の形成にかかわる男性特有のY染色体の遺伝情報を調査しました。

その結果、遺伝情報を担うDNA構造には2つのタイプがあることが判明、2万年以上前に、アジア大陸から日本に移住してきた「縄文系」と、3000年前から朝鮮半島経由で渡来した「弥生系」に大別できるとしています。縄文系の男性の精子は7月頃から12月にかけての季節に濃度が濃くなり、一方、弥生系の男性の精子は2月から7月に濃くなることが判明しました。

妊娠を望むときにベストな精子を

一つ目のニュースでは日本人の精子の少なさがピックアップされていますが、2つ目のニュースでもわかる通り、精子も遺伝の形態、その日の身体の状態、季節、環境の状況、相手によってその数や量が変化することがわかります。よって妊娠を望む時にどのようにすればベストな精子を出すことが出来るのかを考える事も大事なのかなと感じました。男性も妊娠について真剣に考えて生活をしていく必要がある時代になったようです。

https://allabout.co.jp/gm/gc/299920/

(転載終わり)

種蒔夫:転載記事1を元に、グラフを作ってみました。戦時中は1億5000万個と記憶しているので、これを加味してみると綺麗に一直線になり、2035年頃には男性精子数はゼロになります。そんなバカなと、私自身も思いますが、上下に変動することはなく、減少傾向の一途ですから否定はできません。

P7299868のコピー.JPG

また、こういう記載があります「過去に行われた研究件数こそ少ないが、南米、アジア、アフリカなどでは、精子数の有意な減少はみられなかったという。」

つまり、この傾向は現代文明に侵されている先進国に限ることのようです。環境ホルモンだの、農薬だの、添加物だの、F1だの、、、そういうものが蔓延しているのは、金のある先進国ですから、当然かもしれません。

我々が縄文時代並みの生活をすれば、徐々に回復する可能性はありますが、それは不可能でしょう。今年生まれた子供が2035年には18歳。彼らには精子がない!その頃には先進国の女性は子作りのために、発展途上国へ行って「一匹、お分けください」なんてことになるんでしょうか。あるいは、精子が輸入品目の中で最も高価なものになっている可能性もあります。石油に代わる次世代の貿易品目の王様は精子!とにかく、人間がいないとどうにもならないんですから。

posted by 種まく旅人 at 08:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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