2017年03月17日

寄付金総額と寄付の詳細

寄付金は2017年3月16日現在19人の方から 36万4086円 集まりました。みなさんありがとうございました。感謝を込めて名前を公表したいところですが、個人情報になるので差し控え、分類のみに留めます。

寄付をくださった方の内訳は

種籾と交換の方・・・・・・・・・・・・・・2名

今回の種蒔きの旅で知り合った方・・・・・・4名
前回のバケツ稲コンクールで知り合った方・・3名
過去に種籾を購入したもらった方・・・・・・1名

高校、大学の同級生・・・・・・・・・・・・3名
教員時代の同僚・・・・・・・・・・・・・・1名

旅の途中で出会った方・・・・・・・・・・・1名
タロット占いをした方・・・・・・・・・・・3名

不明・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1名 

県別では
 
島根・・・・・6名
岐阜・・・・・3名
愛知・・・・・2名
長野・・・・・2名
茨城・千葉・大阪・福岡・兵庫・不明・・各県1名

不明とは昨年10月24日に口座に振り込まれたK・M様で、種をお渡しした記録も記憶もなく、どこかでお会いした方なのか、単にブログを見て寄付をされた方なのかわかりません。心当たりのある方は、ぜひ以下にご連絡ください。
daiki8822@yahoo.co.jp

寄付金で何かを始めようとしている人も多いと思うので、少し詳しく経過をお話してみようと思います。

旅をしている間に、あちこちで寄付を募ったらどうかと薦められました。実際、旅の間(2015年2月〜2016年2月)に23人の方から寄付金22万2000円も頂いておりました。しかし、あえて寄付金集めをするのはあまり乗り気ではありませんでした。しかし、資金が尽きそうになった頃に、鹿児島県元阿久根市長の竹原信一氏を介して種が手渡った奄美大島のT・S氏から送金して頂いた上に、電話で随分叱られました。「自分のように寄付しようという人が日本中にはいるはずだ。寄付金を集めなさい」と励ましを受けて、重い腰を上げて寄付金集めの計画を練り始めました。

当初は既存のクラウドファンディングに頼ろうと思いましたが、それらの組織自体がクラウドファンディングの精神とはかけ離れているように感じて、断念し、自分でやることにしました。(その経過は以下を読んでください。)http://happyhillcontest.seesaa.net/article/439660804.html

しかし、ブログに掲載すれば、次々に口座にお金が振り込まれるほど簡単なことではありませんでした。掲載(2016年5月)してから数ヶ月間は知人からの5000円が入金されただけで、全く増える気配がありませんでした。ブログへの訪問者は日に50人〜100人、アクセス数は1日200〜300ありましたが、やっぱりこんなもんだろうなあと思っていました。Facebookが役立つように思う人が多いかもしれませんが、その効果はいまだにゼロです。しかし、旅の間に催促したわけでもないのに多額の寄付を頂いたことを思えば、この特殊な活動に寄付をする人がいないわけでもないだろうと、それで一踏ん張りすることにしました。個々にお願いのメールを出すことです。

寄付とは言え、友人知人にお金のお願いをするのはあまり心地よいものではありません。それで当初は個々人へのお願いメールはためらっていたのです。そこで、同じ文章にはせずに、一人一人に異なった文章を9月頃から送り始めました。すると、徐々に集まり始めました。しかし、お願いできるところが尽きると同時に、寄付する人もいなくなりました。

種と交換しての寄付はたったの二人だけでした。総額の98%はお金の入金だけで、何の交換条件(リターン)もないものでした。

以前に電話で既存のクラウドファンディングの社員の方に言われてました。「集めたい総額の半分は自分で親戚縁者友人知人にメールを出して集めること」それが誘い水になり、残りの半分は見ず知らずの人から寄付が集まると。今回の経験で、それは確かに言えることだなあと実感しました。

元々日本人は寄付金やボランテイアの歴史が浅くて、あまり自然な行為ではない気がしています。それは10年住んだフランスでの実感でもあります。日本人も寄付やボランテイアはしますが、根底に流れているものが異なる、あるいは彼らに比べれば自然ではないように感じます。

しかし、日本人の特異なところは、それよりも地縁血縁が他の国よりずっと強いことです。地縁血縁の協力姿勢ならば、諸外国には負けないでしょう。それがこういう寄付集めにも出ていると思います。つまり、昔から縁のある人や旅で縁ができた人に対して寄付をお願いしたら集まったのです。地元島根が多いのも頷けますし、旅の間に親しい人が次々にできた岐阜・愛知・長野各県が複数人なのを見てもわかります。

ただし、ブームとなれば、違います。それも日本人の特異性だと思います。ですから、集まった総額が大きければ大きいほど、自分も寄付したくなる傾向があると思います。であれば、後半の寄付金集めに多少の期待をしてみましょう。これから旅する関東、東北、北陸、北海道、その他西日本で回りきれなかった滋賀、山梨、佐賀、長崎、沖縄の方から、種籾との交換で寄付していただくと一番うれしいのですが、これらの地域からの問い合わせは全くありません。関心がないわけではないでしょうが、知らない人間に対する警戒心だと思います。実際に行けば、これまで通りいろいろな知り合いができるでしょうし、何かと協力して頂けると思っています。とにかく、日本は縁ですね。

目標額には遠く及びませんでしたが、残す関東、北陸、東北、北海道はこれから暖かくなるので、数日後には出発したいと思います。36万円は主にガソリン代金として使わせて頂くつもりです。前回の旅では2万5千キロ走りました。燃費はリッター10キロちょっとくらいのものなので、2500リットル必要です。現在のガソリン価格が130円くらいですから、2500リットル✖️130円=32万5千円。エンジンオイルや修理等々あれば、ほぼ同額になります。

食事その他諸々はこの1年で稼いだ金でやりくりするつもりです。前回は行き当たりばったりの旅でしたが、次回は計画的に旅をして、事前にブログで報告するので、種が欲しい方は連絡をください。後日、月別訪問県をおしらせします。


posted by 種まく旅人 at 16:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 寄付金について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年07月07日

寄付金集め   ー自己流クラウドファンディングー

2015年2月に始まった種蒔きは、1年を経過して5734人分蒔くことができました。当初は1年で1万人に蒔く計画だったので、資金が無くなってしまいました。後半はアルバイトをしつつ、自己流のクラウドファンディングで寄付金を募ることにしました。既存のクラウドファンディングを使わない理由は以下のページをご覧ください。
http://happyhillcontest.seesaa.net/article/439660804.html

「種蒔く旅人 ハッピーヒル」への寄付金について

1、目的

47全都道府県を周り、米と小麦の種を1万人に渡す旅をする。

2、期間

集まった時点から1年間

3、目標額

100万円

4、リターン(寄付金の見返り)

◎リターンが不必要な方は下記の口座に1円でもいいので振り込んでください。

◎リターンを希望される方へ

aー寄付金500円に対して:無農薬米、無農薬小麦の種(各数十粒)を直接手渡します。配った順に番号が振ってあります。すでに通過した都府県で米と麦の種を差し上げた方には、福袋(固定種・在来種)を郵送します。その時により種の種類はいろいろです。郵送料金は負担してもらいます。
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米と小麦の袋と説明書が同封してあります。
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それぞれ二十粒〜四十粒の種が入っています。
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bー寄付金1000円:米と小麦に加えて、福袋(固定種・在来種)も差し上げます。

福袋は日本各地の種交換会で手に入れた様々な種が、数種類同封してあります。氏素性のわからない種がごっちゃになっています。栽培することで、その植物の姿がわかります。
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cー寄付金10000円:依頼主(寄付した方)の地域で講演会をします。講演の場を与えて頂ければ、個人あるいは複数の人に対してお話します。また、聴衆全員に米と小麦の種を渡します。講演会内容は以下のように色々ですが、希望によりその項目を重点的に話します。

Aー種蒔きの旅について=5000人以上の人に種を渡し、時に親しくなり様々な生き様を見せて頂きました。特に田舎に移住して農業を始めた方達の様子は興味深いです。

Bー米作りに関して=経験上知りえたことや、旅でお会いした米作をしている人からの情報等をお話しします。

C−植物の不思議について=植物は我々が考えている以上に不思議な生物です。体験談や知り得た情報をお話します。

Dー病、生命、死について。18歳で不治の病に冒され、自然治癒させました。その後、人間の身体、生命、死に関して考える人生になりました。今回不治の病を克服した人を訪ね歩いています。

Eー教育について=中学の美術教師として、内申書操作を内部告発して辞職しました。人生の原点とも言うべき貴重な体験談。

F−美術について=フランスの美術学校を卒業後、フランスに10年滞在。海外(7カ国)で美術活動した体験談や美術教育に関して。

G−種蒔く旅では、超能力者、予言者、霊視できる人、霊を見る人、臨死体験した人等々に出会うことが多いです。それらに関する不思議な話。

5、入金して頂く口座

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行からのゆうちょ銀行への振り込みは
名前 種蒔く旅人(タネマクタビビト)
預金種目 普通預金
記号 14350
番号 87618061

他の金融機関(都市銀行や合銀など)からゆうちょ銀行への振り込みは
名前 種蒔く旅人(タネマクタビビト)
預金種目 普通預金
店名 四三八(ヨンサンハチ)
店番 438
口座番号 8761806

6、その他の援助

お金だけでなく物品や場所でもかまいません。以下、お願いします。

◎ガソリン
◎食事
◎風呂
◎宿泊
◎車修理
◎駐車場

注:車で寝泊まりしているので、駐車場を貸して頂くだけでも助かります。特に都市部では。

7、プロフィール 

元中学教師。その後渡仏し現代美術の世界に。帰国後、制作の傍ら農生活。耕運機事故でヘリで病院へ。治療中、最善の活動を模索し「種蒔く旅人」を計画

8、何故、人に種を蒔くのか?

我々の日々食している作物は種の段階で、すでに人工的に変えられて(F1種)おり、その身体への影響はよくわかっていません。その他添加物、農薬、化学的薬物等々以前には口にしなかったものを様々な形で吸収しています。それによって我々の身体も以前に比較してかなりの変化が見られます。食を見直すことは人類の存亡にかかわることです。食を見直すことにより、作物を作ること、すなわち農に関心が向き、さらに自然の何たるかを知るに至ると思っています。根源的な意味合いである「種」を手にすることによって、より多くの人に「食」について考える機会になればと思っています。

また、我々は科学を過信しすぎて薬物や医療に依存しがちです。しかし、本来、生物は生きていこうとする意志が常に働いており、身体を脅かすものに対して常に対抗するような自己治癒力を、認識するしないに関わらず持っています。さらに、自分の意志でそれを強固なものにすることも可能です。世の中には不治の病を克服した人は五万といますが、私はこの旅を通して、そういう人達を取材し情報拡散したいと思っています。

詳しくは以下の、種と同時に手渡す手紙を読んでください。

種に添える手紙ーおもて

これは、お米と小麦の種です。だれでも食べることには関心を持ちますが、種には無関心です。しかし、種がなければ何も栽培できませんし、何も食べる事ができません。家畜も作物がなければ生きていけません。食べ物はスーパーやコンビニに行けば、いくらでも手に入りますから、みんな安心していますが、もしこの地球から種がなくなれば、スーパーやコンビニの棚には何もなくなります。

遺伝子組み換え作物以前にF1問題があるのをご存知でしょうか。皆さんが、あるいは家畜が日常食べている野菜類はほとんどが F1種という種類です。F1種というのは 一世代限りの作物で、それから種を採っても同じようには実らず、異品種(奇形、異質)ばかりになります。種の会社が利便性のみを追求し交配した結果です。また、企業による種の支配は食の支配にも繋がり、果ては我々が自由に栽培ができなくなる可能性もあります。

ただし、良い点もあり、色や形が揃い均一な成長をし、保存性が良く、作る・運ぶ・売るのに便利です。問題は毎年買わなければならないので費用がかかること、多量の農薬や化学肥料が必要なこと、また一世代限りの作物を食べていて人間の身体に悪くないかどうか。男性の精子数は以前は平均1億5千万個/ccあったのに、今では4千万個/ccに激減し、将来的には無精子症(2千万個以下)に達する可能性があります。人間にとっての男性不妊(花粉が無い=精子が無い)と言われるF1種は、果たしてどういう影響があるのか?戦後の各国の核実験と原発事故での放射性物質の拡散、食品添加物、農薬、環境問題等々とその原因は多々考えられるとはいえ、F1問題も無視できない問題です。

F1種ではないものを在来種とか固定種といいます。これは以前のように、何世代にも渡って育てる事ができます。私はF1の問題を知るようになって以来、固定種、在来種を探して無農薬で育てていました。そして、昨年農作業中に事故に遭い、ヘリコプターで病院に運ばれ九死に一生を得ました。自分の人生を顧み、また将来を考えるのに良い機会になりました。それで一念発起、自分で作った種を日本中に撒いて旅することにしました。それがこの種です。この二種類は固定種でも特別な種です。

米の方は「ハッピーヒル」といいます。福岡(ハッピーとヒル)正信氏が食料危機に備えて、多収穫米として作られたものです。偶然手に入れ、無農薬栽培しました。福岡正信著「わら一本の革命」は、世界各国で翻訳されている名著です。福岡正信氏の孫、福岡大樹氏の協力で旅後半より大樹氏栽培の種になりました。小麦の方は幻の小麦「伊賀筑後オレゴン」。大正時代に交配して作られたものですが、パンにしても、うどんにしても大変美味しいそうです。この種はネットで探って手に入れ、無農薬栽培しました。

タネ一粒は小さいですが、実にパワフルです。例えば、通常の米一粒から一年目は1000粒(1000倍になります)できます。二年目にそれを全部撒けば20キロ、三年目は20トン、四年目2万トン、五年目2000万トン。それは日本人3億3千万人が1年食べる量に匹敵します。さらに、六年目は3300億人が一年食べる量になります。計算上のことではありますが、米一粒から計り知れない量に増える「コメ」は底知れぬパワーがあります。

興味があれば、育ててみてください。種まきは米は4月、小麦は11月。米はバケツに土と水を入れても育ちます。小麦は土に撒きます。どちらも芽だし時期は水をたっぷり。詳しく書けないので、農家の人に聞いたり、ネットや本で調べてください。農家の人は優しい方が多いので農閑期や時間がある時なら、丁寧に教えてくださるでしょう。

私の願いは昔からの在来種や固定種を無農薬で自家栽培する、つまり食の自己防衛です。食の安全が危ぶまれていますが、一番良いのは自分で作ることです。米は無理でも野菜類は可能です。自分で作ると自然のことも段々わかってきますし、我々の奇跡的な存在も奇跡的な地球のこともわかってくるかもしれません。栽培できなければ、このまま冷蔵庫にしまっておいてください。いつか食糧難になったときに、家族や周りの人々を助けることになるでしょう。

ブログ 「種まく旅人」 http://happyhillcontest.seesaa.net
メールアドレス     daiki8822@yahoo.co.jp
                           ー種蒔夫ー

種に添える手紙ーうら

種蒔きへの軌跡

私は30年前に中学の美術教師でした。そこで体験したことは社会に対する目を開かせました。赴任した公立中学校がやっていた犯罪ー内申書操作。就職する生徒の点数と公立高校に進学希望する生徒の点数を交換していました。全県下で行われていたであろう偽造文書作成ーそれはほとんど機械的でした。止むに止まれずと言うよりは、単に長いものに巻かれている教師の姿でした。5年後に内部告発して辞職したものの、教育委員会は何をすることもなく、人生を賭けての行動は徒労に終わりました。

教育の世界に対する失望は日本の国への失望でした。5年間で貯めたお金を持って渡仏し、美術学校を卒業した後、パリで美術活動をして10年ぶりに帰国しました。日本内外で活動が始まりましたが、大企業の協力による活動もまた失望に終わるものでした。結局、金が絡むことでアーティストも金の下の自由でしかないことを実感しました。お金中心の社会は、純粋と見られるアートの世界も例外ではなかったのです。

そういう世界に憤りつつ、島根の石切り場の近くで石を彫っていました。借家に土地があったので、トマトを作ってみました。実りが少なかったので、コンポストの土を混ぜました。すると、著しい成長を見せたのです。コンポストの土は残飯、つまり植物や動物の死骸です。死んだものが土に還り、それが植物の成長に不可欠である様子を見て、生と死の見事な循環を見ました。他の世界にはない深遠さがありました。

それが栽培にのめり込むきっかけでした。米を作り、小麦を作りました。それは自然との戦い、あるいは共存でした。天候、気温、季節、土壌、作物の性質、、、自然界の様々なことを知り、理解し、学習しました。また、身体を使うという意味では最も厳しいスポーツでもありました。いつか心身ともにすこぶる健康状態であることを自覚しました。それは、完璧な人間(生物)としての生活でした。

満足すればするほど、それを誰かに伝えたい想いが募り、2013年には無農薬米を賞品にして「バケツ稲栽培コンクール」を催しました。翌年、耕運機の事故でヘリコプターで運ばれ九死に一生を得たものの「限りある命」を強く自覚し、半年間考えた末に「日本一周の種蒔き」を決意したのです。最も根源的なものの一つ「種」を提示することで、人間が一歩でも自然に近づくきっかけを作ってほしいと願ったのです。

同時に、旅の中で不治の病を克服した人々を訪ね、聞き書きをしてブログに掲載しています。私自身が18歳のとき、医師から見放され苦悶の末に、禁じられた行為をしたことで逆に完治した体験がきっかけです。詳しくはブログ・カテゴリー「不治の病の克服」をご覧ください。人間は自然とともに生き、そして自らの自然治癒力を信じることが、生命を受けた人間が生きる本来の道だと私は伝えたいのです。

                               種蒔夫

以下の文章も参考にしてください。

「(2015年12月)今年の2月から初めた「人への種蒔き」は先日4000人に達しました。4000人の中には都会の人もたくさんいますが、わざわざ山深い農村に行き、都市部から引っ越して農業をし始めた家族にもたくさん会いました。そういう人たちの地味で、真摯で、飾らない生活は、便利で効率的で先進的な現代人の生活からはかけ離れています。自ら安全な作物を栽培し食を満たし、エネルギーもそれぞれが工夫して作り出し、ゴミを出さず、できるだけお金のかからない生活を心掛けています。

欲しい物はすべてお金と交換している生活とは全く異なる生活です。そしてその中で彼らは質素でありながらも、地に足がついた生活をしています。何よりも、そこには本当の家族愛があり、周りの人間と協力し合うという助け合いの精神もあります。人間にとって、本当に必要なものはお金ではなく、美味しい水と新鮮な空気と安全な食と愛だと教えてくれます。高度経済成長に浮かれてすっかり忘れていたものばかりです。それまで大事だと思っていた物をすべて投げ捨てて、都市部から田舎に引っ越した若者達がそれを教えてくれます。

人間が作り出す都市はとても便利ですが、とても歪(いびつ)です。それは自然の中で本来の人間の生活をしないと見えてこないものです。高いビルは不自然さの象徴に見えます。自然を想定内でしか見ていない人間の愚かさと甘さの現れでしょう。自然の脅威がそれを超えれば簡単に崩壊します。しかも、そこには自然がありません。せいぜい自然界にあるものを移動させて鑑賞しているだけです。

眺めのいい都会の高層ビルですが被災したときには、どうにもなりません。エネルギーも食も水も止まり、たとえそれが供給されても、果てしない階段を上り下りするはめになります。そこには何も便利なものも効率的なものもありません。そのときに、都会生活とはすべてのエネルギーと食と水を依存して成り立っていることに気づくのです。しかも隣近所との付き合いが薄い生活の中では、どれほどの助け合いができるでしょう。人との協力のかわりにお金に依存していたエゴイスティックな生活をしていたことに気づくのです。

我々の変化は精神的なものと同時に、すでに肉体的にも変化を起こしています。昔は無かったと言われるアトピーなどのアレルギー体質は増える傾向にあり、異常児童も増えています。また、それ以前に精子の形の異常、精子の減少。また、母親が吸収する化学物質(農薬や添加物、放射性物質等々)の多くがへその緒を通して、胎児に供給されます。我々は人類という存在を維持できるかどうかにかかっているのが、今の時代、いやすでに数十年前から始まっています。

経済優先の生活を見直し、自然を優先し、そのためには、それぞれが何をしないといけないかを問いかける時代だと思います。それが自分の子供ばかりでなく、自分の子孫を繁栄させることにつながり、永続的な地球上での生活の維持にかかわっていると思います。津波がそこまで来ているときに、のんびりとお茶を飲んでいる人がいるでしょうか、ゲームに興じている人間がいるでしょうか、そういう差し迫った別次元の危機が迫っていることを感じる感性があるかどうかが、これから生き延びることのできる人間としての、あるいは生物としての質を問われているのではないでしょうか。

この米と小麦の種を見ながら、それを考えてほしいと願っています。お金は生物ではありません。何かと交換できる道具に過ぎません。しかし、種はじっとしているので無生物のように見えますが、水や温度や日光、土質の条件さえそろえば、芽を出し成長し、あなたを助ける糧になります。その成長の様子がそのまま自然に直結しています。たった一粒を育てるだけで、年々驚異的な増加を繰り返し、5年後には世界の70億の人が食べることができるほど増やすことができます。地球上で最も貴重で不可思議なものです。」

以上です。この種蒔きの旅がたくさんの人の援助によって、成り立つとすれば、それは私一人で完結するよりずっと意味のある活動になると思います。ぜひ、ご協力ください。これから旅をする地域は、関東、北陸、東北、北海道、沖縄です。これらの地域に住んでいる人にはぜひコンタクトして頂きたいし、そこに住む人を知っている方は現地の方に「種蒔く旅人」の情報拡散をしてください。すでに旅を終えた九州(長崎・佐賀はまだです)・中国・四国・関西・中部・東海地方の方でも、機会があれば再度行く可能性はありますので、問い合わせてください。
 
追加:旅には犬の五朗八が同伴します。出発時に飼っていたので、一緒に連れて行ったのですが、意外にも五朗八はこの活動で大事な役割を担うことになりました。全国には犬好きな人が多く、各地で可愛がってもらいました。その度に、種も快く受け取って頂けたのです。多分、1000人から2000人くらいの人は五朗八が取り持つ縁だったでしょう。犬種はドーベルマンですが、吠えることはほとんどなく人懐こい犬です。現在、次回の旅に備えて芸の特訓中です。お楽しみに。
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種蒔夫への連絡は daiki8822@yahoo.co.jp まで。
電話は 090-7893-2175 
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2016年07月03日

既存のクラウドファンディングについて

「クラウドファンディング」をご存知でしょうか。寄付金を募って、その資金で活動するというものです。旅で出会った方々からクラウドファンディングを薦められたので、本格的に取り組んでみました。

基本的には自分で立ち上げることができるものですが、金が絡むからなのか、すでにそういう組織(金集めを助ける組織)が存在していました。クラウドファンディングをしている会社(組織)は「READYFOR」「CAMPFIRE」「Makuake」「COUNTDOWN」等々いくつもありました。それぞれを調べて、どういう企画に対して寄付が集まるのか調べてみました。

社会貢献的な企画だけかと思ったら、何かを商品化したいとか、儲けるための投資の意味合いのものがかなり多いように感じました。また、「リターン」(寄付の見返り)が必ず用意してあり、寄付した人には何か特典があったり、品物が送って来ます。寄付というよりギブアンドテイク的な感じです。どこも似たり寄ったりのやり方でしたが、「readyfor 」という組織は社会貢献の寄付集めが多かったので、これにしぼって問い合わせてみることにしました。

大まかな内容を書き込んで、申し込んでみると、その日のうちに電話が来ました。「お、関心を持ってくれた」と期待しました。係の人もよく話を聞いてくれました。数日して再び電話があり「詳しい内容をホームページの書き込み欄に書いて送ってください。三日後に再度電話します」ということでした。

申し込む欄には契約に関するものと、プロジェクトの内容(公開される内容)に関してのものと二種類あり、それに書き込んで行くのは結構大変でした。

いよいよ私の企画の担当者から直接電話がありました。「選ばれたみたいな気持ち」もあり、それだけで「金の心配が消えた」みたいにもなり、嬉々として電話を取りました。

ところが話し始めたことは「金をいかに集めるか」

(ええ?それってそちらがすることじゃないの?)と思いつつ、話を聞いてみると

集めたい金額の半分近くは、まず自分で集める。何故なら、それだけの額が集まらないと他の人が寄付をしない傾向が強いというのです。「誘い水みたいなもんですね」に「はい、まあ。日本人の場合はそういうものが必要なんです」と。その点は欧米とは異なる傾向があるようです。「人がしないとしない」ということでしょうか。人気に左右されるようです。

まず自分の親戚縁者友人知人に寄付してもらえないかお願いしてほしいと。集めたい総額が100万円ならば50万円くらいは最初の段階で寄付が集まらないと全額集まるのは難しいというのです。私は言いました。「一番したくないことをさせるんだね。それが嫌だから、クラウドファンディングに頼ろうとしたのに」「はあ、、、」

あるいは寄付のお願いのメールはどれくらいの人に送れるのか?を問われました。その数で総額も予想がつくとか。寄付する額は一人平均1万円くらいだそうです。高額なリターンを準備するからでしょう。つまり100万円ならば100人が寄付しないと集まりません。それに対してメール発送は10倍とは言わなくても、せめて5倍くらいの人ーつまり500人の人にメールを出さないと集まらないと。

それでは彼らは一体何をするのでしょうか。直接の金集めではなく、プロジェクトの内容を吟味して、寄付金が集まりやすい内容に変えて行くことだろうと思います。大事な仕事ではありますが、そのノウハウはいろいろな事例を見ればわかることです。他にはネット上で「希望額までに残りいくらです!」と急き立てる。

根底が「とても面白いプロジェクトなので協力させてください」ではなくて「金が集まりそうな感じがするからしましょう」という感じに取れるのです。

結局、彼らは汗水流して、プロジェクトを多くの人々に紹介してくれたり寄付を集めたりすることはなく、また「足長おじさん」を沢山知っているのでもなく、依頼者が最初の半分を集め、残り半分はネットに依存する。プロジェクトの紹介の仕方のノウハウを助言指導するということはあるでしょうけど、実際の寄付集めはほとんどを依存しているように感じました。「新聞やテレビで紹介される」とどこかで見たことがありましたが、そういうことはないそうです。しかも、それで自分(会社)の給料(利益)を得る。はっきり言えば、人(依頼者)に働かせて利益を得ている集団のように感じました。

話しているうちにふと「この人、こちらのプロジェクトのこと知っているのかなあ?」と疑問に感じて、それを問い質すと、ほとんど知りませんでした。つまり、お金のことしか頭になく、プロジェクトの内容に関しては全く関心がなかったわけです。関心の無いものに対してお金を集める気持ちになれるわけがありません。彼らはプロジェクトに対する情熱から仕事をしているわけではなくて、とにかく「金が集められる人」を募っているということになります。

その人に訊いてみました。「今、あなた一人でどれくらいのプロジェクトを抱えていますか?」「約30です」なるほど、いちいちプロジェクトを念入りに調べる時間なんてありません。

人の社会貢献に乗じて、そしてそのプロジェクトを立ち上げる人の人間関係を利用してまず金を集めさせて、あとはネットが何とかしてくれるという実に安易な仕事なわけです。ただ、抱える案件が多くて青息吐息で仕事をしている感じでした。

readyforの場合は期限内(最高90日)に目標額全額が集まらなければ返金されてしまい、不成立になります。寄付金が全額集まったとしても、彼らの収入(総額の17%に消費税8%)のためにもこちらは四苦八苦しなければならないとすれば、こんな馬鹿馬鹿しいことはありません。もし、彼らがその仕事に情熱を持ってやっている様子がうかがえるのならば、わからないでもないです。しかし、彼らの様子を見ていると、社会貢献には関心はなく、単に仕事としてやっている感じやお金のことしか念頭になり様子を見て失望しました。

次回の電話はいつになるのか?「金を集められるメドがついたら」つまり半分集まりそうになったら、ということで、それがないと次に進まないとか。

ただし、半分集まらなくても協力(サイトに掲載)はしないことはないけれど、お薦めはしないとのこと。自分たちが金集めするわけでもないし、ネットに依存するだけですから成功率は低いのでしょう。

これら既存のクラウドファンディングのやり方では、友人知人への寄付のお願いする苦労を思うと気が進みません。日本の場合は知っている人にお願いされると断れない傾向があります。それは恩義にもつながり、こちらが肩身の狭い思いをすることでもあります。無理強いせずに金集めができないものか。

本来のクラウドファンディングはそのプロジェクトに賛同した人が無償で金集めに奔走するというものでしょうが、このプロ化したクラウドファンディングはその行為への賛同ではなく、動機がお金なのだと思いました。「これはいい金儲けだ」と思った人が会社を立ち上げ、促成で社員を教育し、もり立て役にしているのでしょう。

結論ー既存のクラウドファンディングの組織は使わず、クラウドファンディングの手法を見習い私個人でクラウドファンディングをしてみたいと思います。後日、その詳しい内容をお知らせします。


posted by 種まく旅人 at 14:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 寄付金について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする