2017年09月25日

ヒメサユリのイベントでの周辺事情

昨日の三条市中浦ヒメサユリ森林公園での「ONE JAH 2017」では120人に種蒔きできました。ありがとうございました。種蒔きも8000人を超え、こうして終盤に入ると理解者も増えて、とても種蒔きがしやすくなり、話も弾みます。今回もいい出会いがたくさんありました。手渡るところに、ちゃんと手渡っている感じがします。以前にもお話ししたと思いますが、種蒔きは無理しなくても、自然体で日々を送ることで、種が私を風のように運んでくれます。何と不思議な世界であることか。

車の故障でも、それほど心配はしていませんでした。蒔く必要がないところには行けないようになってしまうからです。だから、その場合は無理して行きません。行けたということは、行く必要があってのことです。ところで、どうして、行けるようになったのかというと、、、

車の修理のために、日産に置いておかねばなりませんでした。ただし、「犬(五郎八)は置くな」と日産が言います。このディーラーのところには、代車がありませんでした。車の保険会社からは「その日の目的地までの電車、バス、タクシー代金が出る」と電話がありました。しかし、それでは五郎八を連れて行けません。それで、他のディーラーに行きました。日産ディーラー二軒とも代車なし、犬ダメ、他社のディーラー二軒行きましたが、一軒は休み、一軒は他社製はできない。万事休す。

ブログに「誰か、迎えに来て」の記事を出しましたが、初めての場所で知っている人がいないのに、そんな人がいるわけがありません。いつまで経っても、電話も、迎えもなく、ヒメサユリは諦めるしかなく、問題はその夜どうするか?私一人なら、ディーラーの駐車場に止めて宿泊はできても、中に犬は入れるな!と言います。こうなったら、車を路上まで押して行って、駐禁ではないところで泊まるしかありません。その覚悟を決めていた頃に、再び保険会社から電話がありました。他の用事だったのですが、ふと、もしかしてと思って訊いてみました。「目的地まで、レンタカーを使うことはできませんか?」「特例としてないわけではない」という返事。

そして特例として認めてもらえたのです。しかし、「すでに故障から時間が経っているので、無理かも」というので「あなたがレンタカーのことを最初から言わなかったのが悪いんじゃないですか?」「はあ、左様でございます」ということになり、「日産セレナと同レベルの車」ということで、トヨタのノアを借りることになったのです。24時間22800円。犬のホテル代としては、何と高いことよ!
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というわけで、その日の夕方には抜群に性能のいいノアに乗って、ヒメサユリに行くことができたのです。しかも、休日が入り交換部品が手に入るのに数日かかるはずだったのが、翌日行ってみると「昨夜、部品を取り出して調べたら、問題がなく、配線の不具合だったみたいです。午前中には修理は完了します」と。

翌日の24日には、自分の車でヒメサユリに行くことができました。ノアがいくら性能がいいとはいえ、レンタカーは気を使うので、ストレスが溜まり安心して乗れません。実際、ヒメサユリに行ったら、道路の両サイドに車がびっしりで、駐車も困難なほど混雑していて、ヒヤヒヤの運転でした。故障が多いとはいえ、勝手知ったる自分の車が一番いいなあと実感しました。なので、心地よく種蒔きもできました。日産ディーラーさん、ありがとうございました。

ところで、何軒かの日産ディーラーに行きましたが、何事もなかったわけではありません。最初の日産では「7月以降、岩手、青森、秋田、山形、新潟で同じ箇所が何度も故障し、その度に日産に行き「直りました」と言われて乗ると、また故障し、、、、一体どういうことだ。あなたたち修理工は自分の会社の車が直せないのか?一体、どれだけ日産に行けば、いいんだ。どれだけ修理費を払えば、本当に治るんだ。そもそも、こんな車を作るから悪いんだ。もっとまともな車を作れ。責任を取れ」と怒鳴り散らしました。しかし、犬問題は許さないのです。「五郎八が死んでも、私が責任を取るから。書面に書くから」と言ってもダメ。「敷地内にペットを置くべからず」という暗黙の注意事項を忠実に守る社員たち。

二軒目でも、出てきた工場長が異口同音のことをいうので、最後には一旦は受け取った名刺を真っ二つに切り裂くと、彼は弱々しく「すみません。お力になれなくて、、」「力になれないんじゃない、車が動かないんだよ!日産はボロ車なんだよ!」と土曜日で客の多い店内で、叫びつつ店を出ました。しかし、日本の企業の社員たちは何と穏やかなことか。何を言われても平身低頭。ただ、私の怒りが夜中まで仕事して1日で修理が完了したパワーにつながったのかもしれません。怒りもたまには爆発させないと!

しかし、いつも(車でも食品でも何でもかんでも)思いますが、社員の彼らが悪いんじゃないです。本当に悪いのは、この世の中の動きそのものです。楽な車に乗ろう、楽な車を作ろうとする思考にこそ問題があるのです。その結果が電気系統の多い車になり、コンピューターも導入され、単純なものではなくなってしまったのです。修理工もお手上げの代物になってきたのです。人間の生活にとって、アメリカのアーミッシュのように、馬車生活が一番いいのかもしれないと思います。

話が横道に逸れましたが、そういうわけで、うまい具合にヒメサユリに行きことができ、しかも120人もの人に種を手渡すことができたというわけです。日産の皆さん、種を手にした皆さん、ありがとうございました。

五郎八「私のせいで、一波乱ありましたが、今回もわたしくの肉体的、容姿的魅力で人を引きつけ、種蒔きしました。お許しあれ!」
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posted by 種まく旅人 at 09:42| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月24日

ヒメサユリ森林公園に到着

結局、昨夜ヒメサユリ森林公園に着きました。

「犬同伴で修理ができない」とは、つまり、部品の注文・納品にも時間がかかり修理に1〜3日かかる間、犬がディーラーの敷地内にいる状態が困るらしく、どこでも断られたのです。犬のホテルに連れていく余裕もなく、困り果てました。

それはともかくとして、本質的な問題はこんなに何度も同じ箇所が故障し、その度にレッカー車で運ばれディーラーのところに行かねばならないことです。通常ならば、故障箇所がわかって修理して、それからしばらくは動くはずですが、7月以降岩手、青森、秋田、山形で同じ箇所が故障し、修理しているはずなのに、しばらくすると再び同じ故障を繰り返していました。

あちこちのディーラーを回ってはっきりしたことがあります。それは非常に現代的な問題なのです。つまり、車がコンピューター化したことです。便利にはなりましたが、コンピューターに依存する車になったのです。そして、それがために修理工は修理ではなく、単なる部品交換屋になったことです。また、コンピューターに出てこない故障は施しようがない、つまりそのノウハウを持っていないことです。

昔なら、五感を使って、特に耳を使って故障箇所を断定することができたのに、それができる人がいなくなったのです。コンピューターの普及で、五感を使う必要がなくなったのです。

それで、思い浮かべるのは、癌で亡くなった義兄のことです。診断の際に、医師は指一本患者に触ることなく、パソコンの画面を見るばかりだったと寂しそうに語っていました。医師もCTスキャンやその他諸々医療機器が発達したお陰で、判断は全て医療機器に任せているのです。

東洋医学に熟達したものは、脈に触っただけで悪い箇所がわかったと聞いたことがありますが、そういう五感を使った医師の技量は、今では、というか、西洋医学が入り込むようになって、だんだんと無くなって行ったでしょう。極端に言えば、コンピューターや画像の読み方さえ的確にできれば、誰でも医療や車修理に従事できるとも言えます。

我々はコンピューターやロボットが日常生活に入り込むことで、確実に生物としての五感を喪失して行くでしょう。それが本当の幸せに結びつくのか。我々は心身ともに衰退の一途をたどっているのかもしれません。

コンピューターやロボットの製作者はおそらく科学オタクでしょうし、それには精通していても、他のことに関しては無知だったりもするでしょう。作る方も、使う方も、どんどんと人間としての、生物としての特性を無くしていくような気がします。深刻な問題ですが、人類はただただその道を歩むのでしょうか。

しかし、何とかたどり着いたヒメサユリ森林公園にはそれに抗(あらが)うような人たちで溢れていました。
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とにかく、種を持って田畑に行きましょう!
今日も再びヒメサユリ森林公園で種蒔きします。ぜひ、おいでください。
米、麦以外にも100種類近くのタネがあります。



posted by 種まく旅人 at 06:22| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月23日

緊急のお願い

ディーラーの日産に来ましたが、どこの日産も犬同伴での修理はできないと断られました。他県の日産は何も問題はなかったのに、何故か新潟はどこも厳しいです。誰か今日、明日のヒメサユリ森林公園でのイベントに参加する人で、車のある人で、かつ車に犬も載せてもいい人、迎えに来てもらいたいのですが、住所は以下です。距離は20キロほどです。私の電話は090−7893−2175。

日産サティオ新潟三条店 三条市下須頃249−1




posted by 種まく旅人 at 13:51| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

9/23,24  新潟県三条市のヒメサユリ森林公園で種蒔きします。

木ノ瀬さんから
「ONE JAHというラスタのイベントがありますよ!
9/23,24 新潟県三条市のヒメサユリ森林公園」
というメールを頂きました。

早速、行く計画を立てて
「いざ、出陣!」と思って、エンジンかけたらかかりません。

レッカー車でディーラーに行って、修理して早ければ今日の午後、
遅くても、明日の午後には行けると思うのですが、、、、

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ヒメサユリ森林公園



posted by 種まく旅人 at 07:42| Comment(2) | 種蒔き予定 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月22日

昨日のコンビニの続き

最近、偶然が多すぎて、どうしてもそれを伝えたくなり、偶然に関わった一人に電話でそれを伝えていると、突然コンビニ駐車場にパトカーが到着、警察官四人が車を囲み始めました。「え、何ですか?」「電話終わってからでいいですよ」こちらが慌てると警察官も調子に乗るので、電話での話をじっくりしてから「それで?」「いや、ちょっと免許証を見せてもらえますか」(またか、、、)

「何でですか?何か悪いことをしましたか?」「いいえ」「そいじゃ何故ですか?」「まあ、、、あの、後ろのドアから紐が出てます」出て行ってそれをしまいました。「それくらいで、免許証ですか?僕は度々警察官に免許証の提示を求められますが、どうしてですか?教えてください。こちらも注意しますから」言いにくそうに「後ろが凹んでますしね、、、」「車が破損していると、免許証提示ですか?車検は通ってますよ。金がないから、修理はしないんです。それが犯罪ですか?」「いやいや、そういうわけじゃないんですけど、、、」「だいたい、四人も来ることないでしょう」「ほいじゃ、、、、」と言って、一人を残してパトカーに帰りました。

最も優しそうな警察官とやりとりを繰り返します。免許証を見せるのは簡単なことなんですが、旅の間あまりに頻繁に警察に目をつけられるので、この日はちょっと切れました。しかも、四人です。こちらは一人。警察官はピストルはある、警棒はある、柔道剣道の有段者。こちらは素手でしかも白帯です。あまりに不公平です。正々堂々と一人で渡り合えばいいのです。多勢というのは、その勢いで油断が多くなります。よく、脱走事件が起こりますが、どうして警察官を前にして逃げることができるかといえば、多勢という油断でしょう。逆に一人側は常に隙を狙っています。

私も隙というか、あちらが困り果てるまで引き延ばす。抵抗すればするほど、彼らは「免許証が見たい、見たい、見たい」となります。「きっと、犯罪者に違いない、、」と思うようになるかもしれません。すると「絶対逃せん」となります。

それはこちらの思うツボでもあります。なんだかんだと長引かせて、しばらくしてやっと「そいじゃ、免許証出しましょうか」「お願いします。ありがとうございます」「でも、代わりにお願いがあります。これ受け取ってください」と言って、種を出して渡します。拒否したら「怪しい人間の証拠物件ですから、そのつもりで受け取ればいいじゃないですか。まあまあまあ、、、」「そうですねえ、、」となるわけです。それで、この日もおまわりさんに種一つ蒔けました。

パトカーは通常は二人ですが、四人も来たのは事件性があるからです。それに慌ててやって来た様子でした。警察官は否定しましたが、誰かの通報だと思います。監視社会と言われますが、それはカメラばかりでなく、市民自体が監視し合っている。怖い時代になりました。

ところで、昨日の「植下げ処分」は書き換えてありました。あの時には店主は笑っていましたが、恥ずかしくて慌てて書き直したのでしょう。残念でした。「植えたまま」でいて欲しかった!無論、店主に種を渡しました。
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おまわりさんに種蒔きなんて?と思う人もいるかもしれませんが、中にはストレスが伴う「人を疑う仕事」に嫌気が差して、いい加減辞職して他の仕事がしたい人もいるのです。そういう人が種を手にした時に、突然目覚めるのです。種はいよいよ力を増しているので、単なる期待だけでは終わらないはずです。
名付けて「警察官農民化作戦!」

種蒔きの要領:その一、どんな場合どんな理由であっても、相手が自分に興味を示した時。


posted by 種まく旅人 at 08:36| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月21日

8月15・16・17日 潟上市・五城目町・井川町(秋田) 7930ー7934

8月15日 潟上市

道の駅「しょうわ」で駐車して寝ていると、おまわりさんがやってきて「熊が出るから気をつけて」と。7930番を。

8月16日 五城目町

仙台の木ノ瀬さんから紹介があった五城目町の竹内さん宅へ行きましたが、留守だったので、しばらく車の中で仕事をしていました。すると、左の女性が声をかけてくださって竹内さんの知人だとわかり、さらに竹内さんの大家さん(右)を呼んでくださったので、竹内さんの分を含めて7931番〜7933番を。
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8月17日 井川町

8月17日 野呂田さんの紹介で、真農楽園の高橋さんのところへ行きました。7934番を。
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りんごや西洋梨の栽培をされていました。そこに至る経過や重病を患った経験談など、貴重な話を伺いましたが、文字起こしが済んだら、報告したいと思います。
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この日、田んぼアートも見に行きました。駐車場に最近見かけなくなった大きな蛾がいました。農薬の影響が少ない証でしょうか。
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いよいよ展望台へ
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見えました。釣りキチ三平
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使用した様々な色をした稲も展示してありました。思ったより稲は多色なんですね。
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植えるときの計画図のようなものが。コンピュータで計算するのでしょうか?
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時間の経過とともに変化する様子も写真で紹介してあります。
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近づいて見ました。
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タニシがいました。無農薬なのかな。
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ところで、秋田県を回っていると、何となく風景が整理されている感じがして、清潔で美しい印象がずっとありました。
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posted by 種まく旅人 at 08:39| Comment(0) | 種受取人 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今日は新潟市内のコンビニで目が覚めました。

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朝食を作るために、店の中に入りポットのお湯を頂きました。キャンプ用の小さな鍋に湯が満たされるのを待ちながら、ふと下を見ると飲み物が置いてありました。「あ、値下げか、、  ガブ飲みとペプシとオランジーナと、、、値下げか、、、値下げか、、、」と寝ぼけた頭が何度も「値下げか」を繰り返します。何かが引っかかったのでしょう。
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だんだんと頭の目が覚めて来て、よく見ると「植下げ」。植下げ? 「あ、違う」
しかも、堂々と何のためらいもなく「植下げ」。
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「値」と「植」では間違いようのないほど異質感がありますが、なぜこの人はこんな間違いをしたのか?もしかしてコンビニのアルバイトが終わったら、庭に大根の苗を「植えとこう」という思いが強く出たのか。それだけ栽培にこだわっている人ならば、この人を探し出して種を差し上げなければなりません。これも縁です。私も種を蒔く身ですから、植物の植には並々ならぬ思いがあるから、気になってしまうのでしょう。

もしかして、種蒔く旅人が毎朝コンビニの湯をもらうことを知っている人が、あえて値下げ品をここに置き、私を試したのか?まさか!   私はこれは貴重な記録としてとっておかねばと思い、車に帰ってカメラを持って再び店に入り、写真を撮りつつ「すみません、ちょっと」と言って初老の店員さんを呼んで訊いてみました。「これ、何て読むんですか」気づいたおじさんは笑いつつ「あ、間違ったんですね」と言ったまま、幸い訂正する様子もありません。

この珍しい間違い文字は新潟高校前のセブンイレブンですので、見たい方は早めに行って見ましょう。他の店員さんが来ると気づいてしまう可能性がありますから、お早めに。


posted by 種まく旅人 at 07:21| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月20日

ライヴ・アースまつやま2017 午前の部〜農業のお話〜



田中優氏のお話ー文字起こし

今日は農業の話をしてみたいと思います。

というのはぼくの家は水を井戸にしたので自給、電気も太陽光発電とバッテリ
ーで自給、そしてお湯も太陽温水器で自給、ほとんど自給を始めてしまっていま
す。すべてほとんど自給になっていくとですね、支出が少なくてすむんですね。
支出が少なくてすむと、お金を稼がなくていいし、お金に頼った暮らしをしなく
ても生活ができる、これ、かなり安心感につながるんですよ。

ぼくは大学で非常勤として教えているんですが、学生たちって本当に就活に追
われているんですよね。その就活で追われている学生たちに、いや別の生き方も
可能だよという風に見せていきたいわけです。

そういう中でまだ農業をやっていなかったなと思って、最近自分の家の庭で家
庭菜園みたいなことを始めたわけですね。やってみる中で、最近なんと意外な法
律が廃止になっていました。

日本の中で、「主要農作物種子法」が廃止になりました。主要農作物って何か
というとお米の稲、それと小麦大麦裸麦、あと大豆、まぁ主要な種なんですがこ
れを国が管理して都道府県に任せて、そのおかげでF1ではないきちんとした種
を政府が価格を抑えて作らせてきたんです。この法律が廃止になってしまいまし
た。

「いったい何のためにその種子法をなくしてしまうのか?」ということなんで
すが、別な法律も同時に作られまして、そこに書いてあるものを読むとこの種を
民間企業に助成、または配る譲渡することによって農業を作新する、なんて書い
てあるんですね。

種を受け取って作新する方法って何だろう?と考えてみると、当然遺伝子組み
換え作物なんかをやっているモンサント、シンチェンタとかのアグリビジネスを
する会社を思い浮かぶわけです。実はそれらの会社の意向にそった形で、種子法
が廃止されてしまいました。

種子法が廃止されちゃったというのは結構困ることでして、「日本の中でなぜ
種子法が作られたのか?」。実は戦後にものすごくみんな飢えてしまいまして、
食べ物の種を確保したいと思っても、種の確保ができなかったんですよ。だから
良い種を作って、それで農業をやっていくようにしたいということで、「主要農
作物種子法」ができたのに、それが今回廃止になってしまったんですね。

そうすると、その種は民間会社に売られていき、その種を一番買いたがってい
るというか手に入れたがっている会社がモンサントのようなアグリビジネス。
モンサントは何をするかと言うと、その良いお米の種を手に入れて、ラウンドア
ップというような除草剤(これを開発したのもモンサント社)を使っていますね。
この除草剤をまいても枯れないお米を遺伝子組み換え技術で作ってしまおう問う
方向に進んでいきいそうな状況なんです。

これ結構怖いことでして、世界で見てみると、「種を制する者は世界を制する」
と言われているんだけれども、その種が今どんどんと大企業に占められつつある
んですよ。それが結構怖いことで、アメリカにもじような「種子法」のことがあ
ったんだけれども、それがなくなった後どうなったかと見てみると、やっぱり
「モンサント社」と「シンジェンタ社」の種が多くなっています。それを考える
と日本の従来から使ってきた種を台無しにしちゃいそうなんです。

そしてその日本の「種子法」で作った種って、皆さんがDIYの店で買ってくる種、
あれと違うんですよ。今の「種」というのは、ハイブリッドと呼ばれるようなF1
(エフワン)の種なんですね。F1の種って何かと言うと、雑種のAと雑種のB
を掛け合わせると、第一世代だけ「トンビが鷹を生む」んです。非常に良い作物
を採ることができる。これがF1なんですね。

ところがそのF1とF1を掛け合わせるとどうなるかと言うと、今度は「鷹が
トンビを生む」んです。全然ダメな種に戻ってしまう。そうするとF1の種を使
って作物を作ると、永遠にF1を買ってこなくちゃいけない。農民というのは常
に種屋さんから種を買ってこないといけなくなる。そしてその種がモンサントの
ような遺伝子組み換えの種だと、同時に除草剤を買わされることになっちゃうわ
けですね。

そういう風にして今農業をやっている人たちちは今後どうなるかというと、た
だの栽培人にされます。ただ栽培して売るだけの人にされちゃうんですね。だか
らやっぱり種が大事、種をちゃんと確保しておかないと。

それに対して今回廃止になった種子法の場合には、この種をF1にしていない
んです。完全な純粋種を作っていて、これが美味しいよ、例えばササニシキとか
コシヒカリとか、たくさんの種がありますけど、あれらの種はそうやって純粋に
して作ったものなんですね。F1じゃないんです。だからその種を農家が採って
もう一度植えると、きちんと良い作物が育つんですよ。ここが大きな違いなんで
す。

そして農業の種の法律には2つあって、その種子法というのと、もう一つは苗
の方の「育苗法」。この2つの法律があって、「種子法」が廃止されて「育苗法」
の方に必要な条項は残すんだと言っているんだけど、「育苗法」って、実は特許
パテントのための法律です。だからF1の種とか知的所有権が守られるパテント
料がつく、そういう種なんです。今全部が一色に変えられようとしてしまってい
ます。

そうすると我々は種を国が守らなくなるので、市民なり農業者なりが自分たち
で種を管理して守る、ということをやらないと、みんな企業に持っていかれてし
まうというのが現在の状況なんです。

そしてそういう農業になってしまったら、全く自由がきかない、農民というの
は小作人どころか単なる育てるだけの「栽培者」にされてしまうわけですね。

だから自由な形での農業というのを残すためには、やっぱり種が大事。
それをやっていきたい。それが必要になってきた、という状況なんですが、その
一方で例えば地球温暖化の問題、というのが今問題になっていますが、その中で
実に画期的な話が出てきました。

世界の二酸化炭素を排出したものの中で、実はトータルで見ると半分を占めて
しまうのが農地なんですよ。例えば「土」が、「土」がと言っても単なる無機質
の「土」だろうと思いきや、生き物の死骸や種、そういったものがたくさん含ま
れている「腐葉土」になっているわけですね。その「腐葉土」というのは、生き
物由来のものがたくさん含まれていて、炭素がたくさん入っている有機物なんで
す。それを燃やしてしまうと、ただの荒れ地になってしまって、土の中に含まれ
ていた炭素がみんな燃えて二酸化炭素になってしまうんですね。

ここに画期的な方法が出てきました。フランス政府が主張したのですが、農家
の場合には、今やっている農地に0.4%だけ炭素を多めに入れてくれれば、現在
人間が毎年排出している二酸化炭素の実に70%を安定させてしまうことが出来る。
つまり、毎年出されている地球温暖化ガスの7割を貯めることができる。すると
温暖化問題は解決できます。土に炭素をたくさん含めてやれば解決可能なんだと
いうのを、フランス政府が出してきたんですね。

そのフランス政府のアイディアというのが実は有機農業、有機無農薬の人たち
が考えついたことで、それをやれば確かに土の中に二酸化炭素を貯蔵することが
できるんです。

今の二酸化炭素の貯蔵は、昔堀った天然ガスの跡地のところに二酸化炭素を投
げこんじゃえとうことで100万トンとかとんでもない量の二酸化炭素をそこに突
っ込んでしまっている。でも日本人だったらわかりますね、地殻変動なんて始終
起こるんですよ。そんなところに詰め込んだって、地殻変動が起これば100万ト
ンの二酸化炭素がバーッとそこから出てくる、そんなことをしたら地球はその時
からもうおしまいになることが決まるわけですね。

だから二酸化炭素を貯蔵するのに、岩の間とかそんなところに突っ込むのはダ
メだよと日本の場合考えるわけです。それと全く違う方法が農地に二酸化炭素を
貯めていくことなんです。要は土に炭素を入れてしまう、それは圧倒的な効果が
あるというのが出されたんですが、これについてさらに画期的なことがわかりま
した。

アマゾンで、何度耕作しても連作障害を起こさない奇跡の土というのがあった
んです。それを日本人などが移民で随分行っていたんですが、その日本人の移民
の人はそのことに気がついていて、こういうやり方ができるといいね、なんてこ
とを考えていたんですけども。それをアマゾンの先住民は長らくそれをやられて
いて、一番古いものは8000年前からしていたんです。

8000年前に作られた「テラ・プレタ(黒い土)」というものなんですが、その
「テラプレタ」のはすごいねと言われていたんですが、西暦2000年を超えて2002
年のときに初めて研究者がそれを調べて結論を出したんです。

何とテラプレタは人間が作ったものだった。だから人間のインディオの人たち
が8000年も昔から作ってきた「土」だったんです。そしてその「土」は8000年経
った今でも生きています。ちゃんと連作障害を起こさない肥沃な土として現在も
存在しているんです。それを作ったのは「人間だった」というのがわかったんで
す。

その方法は炭の利用だったんですよ。土の中に炭を一緒に耕して入れていくこ
と、そしてそれ以外のものもたくさん入っていて、ゴミ捨て場のように見えるほ
ど色んなものが突っ込まれているんですが、それが微生物と共に土を作っていた
んです。

それらの「テラプレタ」、人間が作った「テラプレタ」がですね、8000年を超
えていまだに生きていて、肥沃な土地になっている。なおかつ「テラプレタ」を
入れた土地は、周囲もだんだん肥沃になっていくということがわかったんです。
「これはいったいどういうことだ?」ということで今世界中でテラプレタを人間
が再現できないかということで調べているんですが、今のところまだできていま
せん。

でも炭で言うと、炭って世界の中で一番作り慣れているのは日本人なんですよ。
だから日本に「炭ってどうやって作っているの?」ということで調べに来ました。
だけど日本の炭って、白炭、黒炭、非常に高い温度で作ったものと、低い温度で
作ったものと、どっちについても非常にソフィスティケイトされていて、精錬さ
れすぎちゃっていて、その「テラプレタ」に使われた炭はたった200℃で焼かれ
ていて粗野なものだったんです。そんな低温で炭を作るなんていうのは、残念な
がら日本にもなかった。だから一からこの「テラプレタ」をやらなくてはいけな
い。

そのテラプレタはどれくらいの炭素を土に含めているか、というのを調べてみ
ると、さっき言ったフランス政府が0.4%だけ土に入れてくれれば現在排出して
いる二酸化炭素の70%を回収できるというものと比べて、何と10倍以上の炭素を
回収できてしまうんですよ。

そうすると何が起こるかというと、これからその「テラプレタ」のような土の
中に炭素を入れていくということをやると、本気で世界中がやったとすると、
1年で現在排出してしまったものも過去に排出してしまったものも回収できちゃ
うんです。

ただ1年でもしやるとしたら木なんかみんな炭にされちゃいますから少しゆっ
くりやった方がいいわけですが、それにしてもゆっくりやっていけば地球温暖化
は炭によって解決可能だというのがわかったんですね。そしてそのテラプレタと
いうのが面白いと思って、我が家でも炭を作ってみました。そして農地の中に入
れてみました。

そうしたら面白いことに炭というのはとにかく微生物のマンションになるんで
すよ。小さな微生物がたくさん住み着くことのできるマンションになります。
そのマンションの中に入った微生物たちが、土壌の中のミネラル分、これを一生
懸命集めてきて、植物の根っこに渡すんですね。実は植物の根っこは微生物と共
生していて、植物は微生物に液体化された炭素を与えるんです。どっちかがいな
ければ育つことができない。だからどちらもいなければ存在できないんです。
それを、炭を入れてやることによってどんどん推し進めることができるんです。

その結果、炭を入れてみたら、とにかくよく作物が育つようになりました。
これを世界中がやってくれたら、現在の地球温暖化の問題を全く別な形で解決する
ことが可能なんです。その可能性を持っている農業というものを、一方で政府は
「種子法の廃止」という形でダメにしようとしているんですね。
 これもったいなくないですか?

せっかく地球温暖化防止の解決策が見つかったのに、その農業というジャンル
をダメにしてしまう。でもそうすると人によっては、「いやでも今の効率の悪い
小さな農家より大きな農家の方がいいんじゃないか」という風に考える人がいる
かもしれない。

でもね、農地の生産量は小さな農家の方が多いんです。だって大きな農場、例
えばアメリカのコーンベルト、トウモロコシばかり作っているエリアは、トウモ
ロコシを年に1回しか作らないでしょう? ところが小さな農家はそこに色んな
野菜を混植して入れて、ずっと作物を育てていきますよね。だから収穫量を合計
してみると、大きな農場は全然収穫量が少ないんです。小さな農家の方が、収穫
量が圧倒的に多いです。そういう方向が見えてきているのに、その農業を台無し
にするような方向の政策をとろうとしている。これはぼくにとってはもったいな
くてしょうがないんです。

有機無農薬の話で、キューバが有機無農薬ですごく飢えちゃうような時期を乗
り越えたことがあります。今でも「スペシャルピリオド」とキューバの人たちは
その期間のことを呼ぶんですが、それまで農薬バンバンの農業だったのに、何と
1人の餓死者も出さずに乗り越えちゃったんです。

その時に何をやったかというと、「有機無農薬」の農業です。その有機無農薬
をやった人たちは、何とアジア系の人たちが多かったんですね。アジア系の人た
ちが「有機無農薬」を、全然推奨されない時期にもやり続けていたんです。でも
旧ソ連が崩壊して、「今後どういう風にしていったらいいんだ?ソ連からの援助
も止まって石油も届かないし農薬も届かないし」という時に、その人たちが未来
はこっちの方向だと指さしたおかげで1人の餓死者も出さずに乗り越えられたん
です。

ぼくはその可能性を持っておく必要があると思っていまして、この松山の少し
離れたくらいのところの農地には有機無農薬で真面目にやっている人がかなり多
いんですよね。たぶんここにも出店されていると思うけども、そういった人たち
の技術を継承して、それをみんなが自分の家でやっていてそれを種として自分で
持っておく、そうすることで「いよいよ飢えるぞ、円が安くなっちゃうってもう
何にも輸入できないぞ」という時代になったら、キューバのように乗り越えるこ
とができるようになります。それをやっておく必要があると思うんです。

その時に日本の農家というのはかなり優れた技術を持っている人たちが多いの
で、この人たちと一緒に次の未来を作ることができたら、どんな事態も乗り越え
られるかなと思っています。それほど農業は大事で、そして「種子法」が廃止に
なってしまっていよいよヤバイなという時代に今なったんだけども、だったら今
度は自分たちでそれを守れるような仕組みを作ろう、農家と一緒に自分たちでそ
の仕組みを作っていこうよということをやっていくのが必要かなと思います。

ライヴアースまつやま、そしてそのアース(地球)を考えていくときに、私た
ちはそんな大きな力はありません。だから私が突然命を賭けたって大して社会を
変えることはできません。

だけどその小さな力がいっぱい集まったとしたら社会は変えられるんです。
ぼくはそっち側に期待をしていきたい、それを何とか実現していきたいと思って
います。

(書き起こしにあたっては、読みやすくするため必要最低限の編集を行っています。文章作成:田中優スタッフ)

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8月15日 潟上市(秋田) 7925−7929 

8月15日 いよいよ秋田県内での種蒔きです。まず、仙台の杜の遊庭で出会った野呂田さん、木ノ瀬さんが紹介してくれたファームガーデン「たそがれ」に行きました。ここからあちこちの紹介があり、展開していきました。ありがとうございました。

実家の方へ案内してもらい、「たそがれ」の菊地さんに7925番を。
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そこへ子供たちが来て、7926番〜7928番を。
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さらに、奥さんもやって来て、7929番。
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タネをたくさんもらいましたが、珍しい綿のタネもありました。
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綿から糸を作る。本来はこうしてできた糸で作るのが服なんですが、気が遠くなるような作業です。自給自足生活でもなかなか手が出ないのが、服作りです。服を作るところまでは難しそうでしたが、とりあえず綿を栽培して、糸を作る作業をするだけでも、ものの価値が実感できますね。たそがれの活動の一つだそうです。色々活発な活動をしている「ファームガーデンたそがれ」は以下 https://farmgarden.jimdo.com
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2017年09月19日

青森の山中をやっと抜け出て、ちょっと休憩タイム

8月6日〜13日は岩木山中でタイヤが泥に埋まって出られなくなった日々のことを日記に書いています。画面右側のカレンダーを矢印クリックして8月にして、それぞれの日(6、8、9、10、12、13、14日)をクリックしてみてください。最後の日には赤い服の宇宙人が助けに来てくれました。

宇宙人の愛の絆
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抜け出した8月12日、勢揃いしたひまわり達が、無事な生還を祝ってくれました。
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8月13日、海水で山の汚れを落とす五郎八
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夕方には雲の下に青森の種蒔きを象徴する希望の光が、、
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